「105kgからの記録」第4回|自宅トレかジムか、決め手は設備ではなく「徒歩8分」でした

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前回の最後に、「自宅トレーニングとジム通い、105kgだった当時どちらにするか悩んだ話を書く」と予告しました。今回はその話です。

結論から書くと、ジムを選びました。 最寄り駅前にある24時間営業のジムに、今も週1回のペースで通っています。

ただ、この記事で書きたいのは「ジムのほうがいい」ということではありません。自分が続かない理由から逆算すると、どちらを選ぶかは自動的に決まる、という話です。

105kgだった頃、まず自宅トレを考えた

運動を始めようと思ったとき、最初に考えたのは自宅でやることでした。理由は分かりやすいものです。

  • 月会費がかからない
  • 移動時間がゼロ
  • 人目を気にしなくていい
  • 思い立ったときにすぐできる

腕立てやスクワットなら道具も要りません。ダンベルを何本か買えば、それなりのことはできます。当時の自分にとっては、費用の面でも心理的な面でも、一番ハードルが低い選択肢に見えました。

でも、自宅ではモチベーションが上がらなかった

実際にやってみて、続きませんでした。

理由を後から振り返ると、はっきりしています。自宅は「いつでもできる」場所です。そして「いつでもできる」は、そのまま「いつまでもやらない」に変わります。

今日やらなくても、明日でいい。明日が無理でも、週末がある。そうやって先送りしても、何も起きません。誰にも会わないし、お金も払っていないので、やめたことにすら気づきにくい。

前回の記事に書いたとおり、私は以前から「運動を始めては数週間でやめる」を何度か繰り返していました。 そのときの原因は「毎日やらなきゃ」と自分にハードルを課しすぎたことでした。今度は逆に、ハードルが低すぎて手をつけない。どちらも、続かない理由としては同じところに行き着きます。

意志の量に頼る設計は、自分の場合は失敗する。

器具を買い足せば変わるかとも考えましたが、買っても続かなかったときに、置き場所と後悔だけが残ります。 そこで、自宅という選択肢を一度外して考え直しました。

ジムを選んだ3つの理由

① 設備がひととおり揃っている

通っているジムには、各種マシンのほか、ベンチ台とスミスマシンがあります。

自宅でここまでの環境を作ろうとすると、費用も場所も現実的ではありません。とくにベンチ台とバーベルは、置くだけでかなりのスペースを取ります。自宅では「やろうと思えばできること」の幅が、どうしても狭くなるのが実感でした。

② 月会費が抑えられる

24時間営業のジムは、スタッフが常駐する時間帯を絞っているぶん、月会費が抑えられているところが多いです。プールやスタジオレッスンが付いた総合型のジムに比べると、かなり差があります。

私はマシンを使えればそれでよかったので、使わない設備の分まで払わずに済む形を選びました。

③ 徒歩8分の距離にあった

最寄り駅の前にあるので、自宅から歩いて8分です。

そして今になって思うと、これが一番効いていました。

決め手は「設備」ではなく「徒歩8分」だった

ここが、この記事で一番書きたかったところです。

設備の良いジムはたくさんあります。でも、どれだけ設備が良くても、遠ければ行きません。

考えてみると、自宅トレが続かなかったのは「やる意志」が足りなかったからでした。だとすれば、ジムでも同じ問題が起きるはずです。「行く意志」が足りなければ、結果は変わりません。

そこで基準にしたのが、距離でした。

距離は、意志の消費量です。

片道30分かかる場所なら、往復1時間。それだけで「今日はやめておこうか」と考える理由が生まれます。でも徒歩8分なら、コンビニに行くのと変わりません。 出かける前に迷う時間がそもそも発生しない。

しかも私のペースは週1回です。週に1回、8分歩く。これなら負担として意識することすらありません。

そしてジムに着いてしまえば、やることは確定しています。 自宅と違って、そこには運動する以外の選択肢がないからです。テレビもベッドも仕事の机もありません。

つまり、必要だった意志は「トレーニングする意志」ではなく、「8分歩く意志」だけでした。ここまで小さくできたことが、1年半続いている理由だと思っています。

24時間営業であることの意味

もうひとつ、思っていたより効いたのが営業時間でした。

営業時間が決まっているジムだと、「仕事が長引いた」「今日は間に合わない」がそのまま行かない理由になります。そして一度スキップすると、次の週も同じことが起きやすい。

24時間営業だと、この言い訳が成立しません。「今日は無理」が「今日じゃなくていい」に変わります。 週1ペースなら、その週のどこかに行ければいいので、時間を理由に飛ばすことがなくなりました。

それでも自宅トレが向いている人

ここまでジムを選んだ理由を書きましたが、自宅のほうが合う人もいます。

  • 移動時間をどうしても取れない人(小さな子どもがいる、勤務時間が不規則など)
  • 器具を置くスペースがある人。ベンチ台を置けるなら、自宅でもかなりのことができます
  • 人目があると集中できない人。これは向き不向きがはっきり分かれます
  • 近くにジムがない人。片道30分の距離なら、正直おすすめしません

逆に言えば、「近所にジムがあって、自宅だと先送りしてしまう自覚がある人」は、私と同じ判断でいいと思います。

まとめ:続ける仕組みは「場所選び」から始まっている

前回の記事で、「特別な意志の強さではなく、続けやすい仕組みを先に作ることのほうが効いている」と書きました。今回の話は、その一番最初の部分にあたります。

場所選びの時点で、続くかどうかはかなり決まっています。判断の順番は、こうでした。

  1. 自分が続かない理由を先に見る(私の場合は「先送りしてしまう」)
  2. その理由が発生しない場所を選ぶ(着いたらやるしかない場所)
  3. そこへ行く負担を、迷わない水準まで下げる(徒歩8分・週1回)

設備や料金は、この3つを満たしたうえで比べるものだと思います。順番が逆になると、良い設備のジムに入会して行かなくなります。

ジム通いで使っているもの

持ち物は多くありません。週1回のことなので、あれこれ揃えるより「これがないと困るもの」だけにしています。

ドリンクボトル

トレーニング中の水分補給用です。プロテインシェイカーとしても使えるので、これ1本で足りています。800mlあると、途中で足しに行かずに済みます。

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トレーニングベルト

スクワットやデッドリフトのように、腰に負担がかかる種目で使っています。

最初から必要なものではありません。 扱う重量が軽いうちは、なくても問題ないと思います。ただ、重量が上がってくると腰への不安がそのまま「今日はやめておこうか」につながるので、そこを取り除く意味で導入しました。

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シリーズ「105kgからの記録」

105kgだった頃から、週1ペースの筋トレを1年半続けている記録です。

次回予告

次回は、週1回のトレーニングで実際に何をやっているのかを書く予定です。時間が限られているぶん、種目は絞っています。その中身をそのまま紹介します。

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