画像のアップロードだけは、AIに任せきれませんでした|どこまでAIに任せて、どこから自分でやるか(AI活用ノート第2回)

AI活用ノート第2回「画像アップロードだけは、AIに任せきれなかった」のアイキャッチ Web制作ノート

「AI活用ノート」第2回です。前回は、このブログの記事を下書きから公開までClaudeと一緒に作っている流れを、7つのステップで紹介しました。

その最後に「AIに任せきれなかったことがある」と書きました。今回はその話です。

先に結論を書くと、画像まわりの作業は次の分担に落ち着いています。

  • 画像を作る → Claude
  • WordPressにアップロードする → 自分
  • 記事に設定する(アイキャッチなど) → Claude

アップロードの1回だけは、どうしても人の手が必要でした。なぜそうなったのか、何を試してやめたのかを順に書きます。

画像まわりの作業を、5つに分けてみた

「画像の作業」とひとまとめにすると、AIに任せられるかどうか判断できません。実際の作業を分けると、次の5つになります。

順 作業 中身 担当
1 画像を作る グラフやアイキャッチ画像を作る Claude
2 アップロードする WordPressのメディアライブラリに画像ファイルを入れる 自分
3 画像の番号を調べる WordPressが画像ごとに付ける番号(添付ID)を確認する Claude
4 記事に設定する アイキャッチに設定して保存し、反映されたか確かめる Claude
5 本文に置く 本文の好きな位置に画像を配置する 自分

5つのうち、Claudeがどうしても進められなかったのは2番目、アップロードの一点でした。ここさえ済んでいれば、前後の作業は問題なく任せられます。

試して、やめた3つの方法

最初から「アップロードは自分でやる」と決めていたわけではありません。「105kgからの記録」第2回でプロテインの比較グラフを載せようとしたとき、アップロードまでAIに任せる方法を3つ試しました。

① 画面のファイル選択を、AIに操作させる

Claudeには、パソコンの画面を見ながら操作する機能があります。これを使えば、ファイルを選ぶ画面で画像を選ぶところまで任せられます。

ただしそのためには、パソコンの操作そのものをAIに許可する必要があります。ブログの画像1枚のためにそこまで任せるのは気が進まず、許可しませんでした。技術的にできても、自分が納得できないものは使わない、という判断です。

② AIの作業環境から、サイトに直接送る

WordPressには、外部のプログラムから画像を送り込む仕組みがあります。Claudeの作業環境からこの仕組みを使おうとしましたが、そもそもサイトまで届きませんでした。

Claudeの作業環境は安全のため、外部のサイトと通信できる先が限られています。自分のブログも、その「外部」に含まれていました。

③ 画像を文字に変換して渡す

画像は、長い文字列に変換できます。文字列ならClaudeが扱えるので、ログイン済みのブラウザを経由してWordPressに渡せるのではないか、と考えました。

結果は、1万文字前後で文字列が途中から崩れてしまい、画像として元に戻せませんでした。渡す単位を細かく分けても、改善しませんでした。

落ち着いた分担 ― 自分の作業はアップロード1回だけ

3つとも使えないと分かったので、アップロードだけは自分がやることにしました。流れはこうです。

  1. Claudeが画像を作る(自分で撮った写真を使うときは省略)
  2. 自分がWordPressのメディアライブラリにアップロードする
  3. Claudeが画像の番号を調べて、アイキャッチに設定して保存する
  4. Claudeが、設定がサイトに反映されたかを確かめる

先ほどのプロテインの比較グラフも、この流れで載せています。自分の作業は、ファイルをメディアライブラリに入れるところまでです。

全部をAIに任せられなくても、人の作業が1か所で済むなら十分に回ります。むしろ「ここだけは自分」と決まっているほうが、毎回迷わずに済みます。

同じ失敗を、2回しました

この記事でいちばん伝えたいのは、実はここです。

比較グラフのときに3つの方法を試してだめだった経緯は、記録として残していました。それなのに約1週間後、帰省前に書いた里山だよりの記事で、記録を見返す前に③の方法をもう一度試してしまいました。

結果は前回と同じです。同じように1万文字前後で崩れ、時間だけが過ぎました。

AIは、前の会話で試したことを覚えているとは限りません。そして記録を残していても、作業を始める前に読まなければ意味がありません。これはAIに限らず、自分自身にも当てはまることです。

それ以来、「新しい方法を試す前に、まず過去の記録を確認する」をルールにしました。今はClaudeとの作業を始めるたびに、進捗やノウハウの記録を最初に読んでもらう運用にしています。

まとめ ― 任せる前に、作業を分けてみる

AIに作業を任せるときは、いきなり「全部やって」と頼むより、次の順で考えると迷いにくくなります。

  1. 作業を細かく分ける
  2. それぞれ、AIにできるか、任せてよいかを考える
  3. 任せられない部分は、自分がやる前提で流れを組む
  4. 試してだめだった方法は、理由と一緒に記録しておく

画像のアップロードは、今も自分の担当です。できないことがはっきりしたおかげで、残りの作業は安心して任せられるようになりました。

次の記事

第3回では、企画の相談や壁打ちはChatGPT、実際の作業はClaude、という2つのAIの使い分けを書いています。

→ 企画の壁打ちはChatGPT、実際の作業はClaude(AI活用ノート第3回)

シリーズ「AI活用ノート」(全8回)

コメント

タイトルとURLをコピーしました