「AI活用ノート」第1回です。この連載では、個人事業主の自分がAIを仕事の流れにどう組み込んでいるかを、実際の作業記録をもとに書いていきます。
このブログでは、Web制作やアフィリエイトの話だけでなく、飯山の話や筋トレの話も書いています。実はこれらの記事、ほとんどClaudeと一緒に作っています。
「AIに書かせている」と聞くと、量産型の薄い記事を想像されるかもしれません。でも実際にやっているのは、そういうことではありません。今回は、個人事業主として実際にどうAIを実務に組み込んでいるか、下書きから公開までの流れをそのまま公開してみようと思います。
ステップ1: 下書き ― 材料を渡して、一緒に固める
記事を書くとき、まず自分が用意するのは次の4つです。
- 実際に体験したこと(一次情報)
- 使う写真と簡単なキャプション
- その記事で何を伝えたいか、狙っているキーワード
- 組み込みたいアフィリエイトリンク
この4つを渡すと、Claudeがそれをもとに草稿を作ります。そこから何度かやり取りをして、内容を固めていく、というのが基本の流れです。文章の「素材」は自分が出し、「形にする」部分をAIに任せる、という役割分担です。
ステップ2〜3: HTML変換とコードエディターへの流し込み
内容が固まったら、HTMLに変換してWordPressに流し込みます。
最初は普通にブロックエディターへ直接コピペしていたのですが、これがうまくいきませんでした。文字化けしたり、一部だけ反映されなかったり。サイトの構築自体も試行錯誤の連続でしたが、記事の運用面でも同じように、原因を追うより確実な方法に切り替えることにしました。
今やっているのは、WordPressの投稿編集画面を「コードエディター」に切り替えて、HTMLをまとめて貼り付ける方法です。これに変えてから、反映漏れはなくなりました。ちなみに、楽天アフィリエイトの商品カード(テーブルタグや画像タグが入ったHTML)も、そのまま貼り付けて問題なく表示されています。
ステップ4〜6: タイトル・カテゴリー・アイキャッチの地味なハマりどころ
流し込みで一番苦労したのは、実はここでした。
WordPressの編集画面は裏側で複雑な仕組みが動いていて、「クリックした」「入力した」つもりでも、それが実際には反映されていないことがあります。たとえばカテゴリーのチェックボックスをクリックしても、見た目は選択されているのに保存すると外れている、といったことが起きました。
原因を調べていくと、WordPress側の入力欄の多くは、単純な操作だけでは内部の状態が更新されないことがある、という仕組みの問題でした。そこで今は、画面をクリックするのではなく、WordPress自身が用意している内部の命令(「このカテゴリーにする」「このアイキャッチ画像にする」)を直接呼び出す方法に切り替えています。見た目のボタン操作を信用せず、裏側の仕組みに直接指示を出す、というイメージです。
地味な話ですが、ここを乗り越えないと「公開したつもりが、カテゴリーが空欄だった」ということが普通に起こります。
ステップ7: 公開は2段階
最後、公開ボタンを押して終わり……と思いきや、実はここも2段階です。「公開」ボタンを押すと確認パネルが出てきて、そこにもう一度「公開」ボタンがあります。1回押しただけで公開した気になっていると、実は下書きのままだった、ということが起きます。細かいですが、これも一度ハマったポイントです。
まとめ ― 「Claudeが書く」のではなく「Claudeと一緒に作る」
こうして振り返ると、Claudeに任せているのは「材料を文章の形にすること」と「WordPressに正確に反映させること」です。何を書くか、どの写真を使うか、どのサービスを紹介するかは、すべて自分が決めています。全部を丸投げしているわけではなく、自分にしか出せない部分と、AIのほうが得意な部分を分けている、というのが実際のところです。
ちなみに、この役割分担は万能ではありません。実は「画像そのものをAIにアップロードまでやらせる」ことだけは、3つの方法を試して、すべて失敗しました。その話は、第2回に書きました。
次の記事
第2回では、画像まわりの作業を5つに分け、アップロードを任せるために試してやめた3つの方法と、落ち着いた役割分担を書いています。
→ 画像のアップロードだけは、AIに任せきれませんでした(AI活用ノート第2回)
シリーズ「AI活用ノート」(全8回)
- 第1回: ブログ記事は全部Claudeと書いています(この記事)
- 第2回: 画像のアップロードだけは、AIに任せきれませんでした
- 第3回: 企画の壁打ちはChatGPT、実際の作業はClaude
- 第4回: AIに記事を書かせる前に、構成だけ先に出してもらう
- 第5回: AIの文章を、自分の言葉に直すときに見ている3つのこと
- 第6回: AIが書いた文章で、公開前に必ず確かめている4つのこと
- 第7回: アイキャッチ画像は、毎回AIに「同じ型」で作ってもらう
- 第8回: 記事を書く前に、検索する人が知りたいことをAIと一緒に調べる
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