「サイト作成の手順」シリーズ4日目です。前回までで、ドメイン取得とレンタルサーバー契約という「土台」が整いました。今日からは、サイトの中身をどう設計するか、その最初のステップである「目的・ターゲット整理」と「サイトマップ作り」を解説します。
なぜ目的・ターゲット整理が必要か
ページのデザインや構成を考え始める前に、まず「誰に」「何を伝えるためのサイトか」を言葉にしておくことが欠かせません。ここが曖昧なまま進めると、ページ数だけが増えて内容がぼやけたり、後から「このページは何のためにあるんだっけ」と迷う原因になります。
里と町制作室でも、制作の最初のヒアリングでは必ずこの2点を確認するようにしています。
サイトの目的を明確にする
次のような問いに答える形で、目的を書き出してみましょう。
- このサイトを見た人に、最終的にどんな行動をとってほしいか(問い合わせ、購入、予約、フォロー など)
- サイトがあることで、今の課題の何が解決されるか
- 他の手段(SNSのみ、紙のチラシのみ など)ではなく、サイトである必要がある理由
目的が1つに絞りきれない場合は、優先順位をつけておくと、後のページ構成で迷いにくくなります。
ターゲット(読者・お客様像)を具体化する
「誰でも見てほしい」では、結局誰にも刺さらない文章になりがちです。年齢や属性だけでなく、次のような具体的な状況までイメージしてみてください。
- どんな悩みや目的を持って検索してきたか
- どのくらいの知識・経験がある人か(初心者向けか、詳しい人向けか)
- スマートフォンとパソコン、どちらで見ることが多そうか
サイトマップとは何か
サイトマップとは、サイト内にどんなページを用意し、どういう階層関係で並べるかを整理した「設計図」です。家づくりでいう間取り図にあたります。先に全体の骨組みを決めておくことで、後のデザインやページ制作の手戻りを大きく減らせます。
上の図はよくある基本形です。トップページの下に「自己紹介・会社概要」「サービス内容」「ブログ・お知らせ」「お問い合わせ」といった大分類を置き、その下にさらに個別ページやカテゴリーをぶら下げていきます。
ちなみにこのブログ(里と町制作室)では、固定ページとして「里と町制作室について」「お問い合わせ」を置き、ブログ部分は「Web制作ノート」「里山だより」「おすすめアイテム」の3カテゴリーで分類する形にしています。
サイトマップの作り方3ステップ
- 必要なページを洗い出す:目的・ターゲットをふまえて、「このサイトに必要なページ」を思いつく限り付箋やメモに書き出します。この段階では順番や階層は気にせず、量を出すことを優先します
- グルーピングして階層化する:似た内容のページをグループにまとめ、「大分類→中分類→個別ページ」の階層に整理します。メニューに入れる項目は、多くても5〜7個程度に絞ると使いやすくなります
- 優先順位と公開時期を決める:すべてのページを一度に用意する必要はありません。「公開時に必須のページ」と「後から追加していくページ」を分けておくと、公開までのスピードが上がります
次回予告
次回5日目は「ワイヤーフレーム・デザインの考え方」を解説します。サイトマップという骨組みができたら、次はいよいよ各ページの見た目とレイアウトを固めていきます。お楽しみに。


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