「サイト作成の手順」シリーズでは、サイトを立ち上げるまでの流れをご紹介してきました。ですが、実際に運営してみると分かるのは、サイトは公開した瞬間がゴールではなく、そこからが本当のスタートだということです。
今回から新しく「公開したその後 〜運用と改善のノート〜」というシリーズを始めます。公開後によく直面する悩み(更新頻度、バックアップ、セキュリティ、リニューアルのタイミングなど)を、実際の運用経験をもとに一つずつ取り上げていきます。第1回のテーマは「更新頻度」です。
更新頻度の目安ってどのくらい?
ブログやサイトの更新頻度については、「毎日更新すべき」「週1回でも十分」など、さまざまな意見があります。一般的には、次の2つの観点で語られることが多いです。
- 検索エンジンからの評価:更新が続いているサイトは、情報が新しく保たれていると判断されやすい
- 読者の再訪:定期的に新しい記事があると、読者が「また見に来よう」と思うきっかけになる
とはいえ、正解の頻度は事業やジャンルによって変わるため、「これくらいやれば絶対に良い」という万能な数字はありません。大切なのは、無理なく続けられるペースを自分なりに見つけることだと感じています。
このブログでの更新頻度と、続けるための工夫
このブログでは、1日1記事の更新を目標にしています。副業として運営している中でこのペースを保つのは簡単ではありませんが、続けるために工夫していることが一つあります。それが「シリーズ化」です。
1記事ずつ単発でテーマを考えると、次に何を書くかで毎回悩んでしまい、ネタ切れを起こしやすくなります。そこで、記事を書き始める前にシリーズとして大まかな内容を先に固めてしまうようにしています。「サイト作成の手順」シリーズも、今回始まった「公開したその後」シリーズも、この考え方で企画しています。
先に全体の骨組みを決めておくことで、1記事ごとに「今日は何を書こう」と一から考える必要がなくなり、更新のハードルが下がります。
運用サイクルの全体像
企画(シリーズの骨組みを決める)→構成(1記事ごとの見出しを決める)→執筆→公開→ナレッジ化(得られた気づきを記録する)→次の企画へ。このサイクルを回し続けることが、更新頻度を保つ土台になっています。
今も苦労していること:読者が知りたい情報の見極め
一方で、更新を続ける中でも、今なお悩み続けていることがあります。それは、読者が本当に知りたい情報は何かを見極めることです。
自分が経験したことをそのまま書くだけでは、読者の疑問に応えられているとは限りません。「このテーマで、読者はどこでつまずくのか」「どんな言葉で検索してこのページにたどり着くのか」を想像しながら書く必要があり、これは書く記事数を重ねても簡単にはならない部分だと感じています。
この点については、今後アクセス解析の数字なども見ながら、少しずつ精度を上げていきたいと考えています。
プロのブロガー・Web担当者に学ぶ、更新を続ける仕組み
「シリーズ化」で更新を続ける工夫は、プロのコンテンツ制作の現場で使われている手法と共通する部分が多いことも、今回調べてみて分かりました。
あるコンテンツマーケティングの調査では、更新が途切れる原因として「他の業務が忙しい」(約76%)、「テーマが決まっていない」(約62%)が上位に挙がっていました(出典:yosca.jp「コンテンツカレンダーの作り方」)。裏を返せば、更新頻度は気合いや意志の問題ではなく、あらかじめ仕組みとして組み込んでおけるかどうかで決まるということです。この記事で紹介した「シリーズ化」は、まさに「テーマ未決定」という一番の障壁を先につぶしておく工夫だといえます。
プロの現場では、さらに次のような工夫も行われています。
- ストックを持つ:完成済みの記事を常に2〜3本確保しておき、1本だけに依存しない状態を作る
- まとめて作る(バッチ作業):個別に1本ずつ作るのではなく、企画・執筆などの工程ごとにまとめて取り組み、作業の切り替えコストを減らす(出典:ClickUp「Content Batching System」)
- 定期的に振り返る:アクセス数や検索順位を月次などのタイミングで確認し、次の企画に反映する
このブログでは現状、記事ごとにその都度書き上げている状態ですが、今後は「ストックを常に数本持っておく」「月に一度、アクセス状況を振り返って次のシリーズ企画に活かす」といった仕組みも取り入れていきたいと考えています。
次回予告
次回は「バックアップ」をテーマに、公開後のサイトを安心して運用し続けるために行っていることをご紹介します。


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